岩投げ!ブログ

あっちで紹介しきれなかった内容や岩投げ雑学等、不定期集中にて更新予定デス。

〓 第一回『岩投げデッキの愉快な仲間たち』

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 どうも。最近、岩投げ出来ていなくて鈍っていないか心配。トロワーです。

 今回はぷち連載『岩投げデッキの愉快な仲間たち』、第一回です!

(効果欄の書き方をシンプルに変えました。)

【 Vol.1 ブルブレーダー 】

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属性  地属性
レベル 4
種族  戦士族
ATK 1600
DEF 1200

①:このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。その戦闘によって発生するお互いのプレイヤーへの戦闘ダメージは0になり、ダメージ計算後にその相手モンスターを破壊する。

          ―

 岩投げデッキの切り込み役にして、エースモンスターの1体!

 破壊処理がチェーンブロックを作らず、対象も取らないおかげで「スターダスト・ドラゴン」「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」などのエース級から、「ライオウ」などの下級ロックモンスター、戦闘破壊時発動のリクルーター「巨大ネズミ」らまで。大抵のモンスターを一刀のもとに切り伏せてくれる、頼れるやつです。

 このカードの真価は「岩投げエリア」とのコンボ。
 上記の突破行為をしながら、何故かアドバンテージまで稼げてしまうモンスターに変貌します。
 「タックルセイダー」を投げて後続補助、「リバイバルゴーレム」でエクシーズ、「風化戦士」で融合から「干ばつの結界像」と「リビングデッドの呼び声」でロック盤面……他にも色々!

 単体で見ると、たかだか下級モンスターだからこそ、わざわざ処理するのも勿体無い。でもしないと確実に1:1以上の交換を強いてくる。
 良いですよね、こういうモンスター。

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 書く事あり過ぎて長くなりそうだったので、ゆるーくあっさりめにしました。
 こいつを出すと嫌な顔されることが多いんですが、最近はそれが嬉しいところも。

 次回は間に合えば【トラミッド】に関して! の予定です。では、また来週くらいに。

岩投げの道は圧縮! 添削! 次いで……


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 どうも。予告は予告、予定は未定。岩投げ流2段(自称)トロワーです。

 今回は最近、岩投げエリアに直接関連した話をしてないなーってことで、岩投げエリアデッキの組み方、そのコツとかに関して書いていけたらなと思います。

 ( っ'-')╮=͟͟͞͞ 岩

〓目次
・【 岩投げエリアは枠を食う 】
・【 岩投げの道は圧縮・添削次いで洗練 】
・【 おわりに 】
(今回、おわりにが長いです)

 【 岩投げエリアは枠を食う 】

 よく、自分は1デュエル中に本当に防ぐべき戦闘破壊は3回程度。素引きを考慮しても、デッキ内の投げる岩石族は4体程度だと言ったりしています。
 4体! 少なすぎでしょって思った方もいるかもしれません。これには上に書いた以外の、もう一つの理由があって、それがタイトルの【 岩投げエリアは枠を食う 】なんです。

 デッキの軸にあたる効果を持つタイプのフィールド魔法は、よほどサーチが利かない限り3積み+サーチ採用が基本。

岩投げエリア3+テラフォ1+メタバース1……

そう。これだけで5枚埋まってしまうんです。そこから岩石族4枚、引くための補助ドローソースを3枚と採用していくと、大体12枚は岩投げエリア関係で埋まる計算になります。

 これは重い。なので実際はドローソース部分や岩石部分を採用テーマと被せて軽減を図るんですが、それでも8枚〜10枚は岩投げです。実に4分の1というボリュームは、それだけでデッキの幅を狭くしてしまいます。
 では何故、自分は岩投げデッキを多数組み上げられるのか? その秘密は『固定観念』です。

 【 岩投げの道は圧縮・添削次いで洗練 】

 よくわかんないけど、重要らしいから3積みにする。1枚だと素引きして困るから2枚にする。必須パーツだから積んでおく。

 ……この辺りは性格もあるし、一概に悪いこととは思っていませんが、こと40枚デッキを基本とする岩投げデッキにおいては、毒や重しになる考え方でもあります。

・よくわかんないけど3積み

→本当に3枚必要なのか?

・素引きして困るから2積み

その為にデッキバランスまで犠牲にするなら、サブプランを枠を食わない形で用意することも可能なのでは?

・必須パーツだから積んでおく

通常構築の場合はそうだが、今から自分が組む型でもそうか? 実は必須ではなくなっているかも。

 こういった細かいところを詰めることで、デッキスロットを工面することが可能だったりします。あとは予備で積んだカードを削るとかですね。

 岩投げに限らず、時に圧縮が必要な場面はあると思います。あと1枚が抜けない。これ入れたい、これは抜きたくない。こういった場面での選択がデッキを決めます。
 何が正しいとかはありませんが、一度思い切って固定観念を捨てて、自分の視点で荒削りして見てみると、足りないものや必要なもの、そのデッキ自体の本当の姿が見えたりするかもしれません。

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 【 おわりに 】

 今回は、まぁ、要するに思い切って荒削りしてみるのも面白いよ! って話でした。

 前に書い……書いたっけ? 岩投げデッキの組み方自体は、実はテンプレートがあって、岩投げ縛りの場合はそのいくつかのテンプレートから当てはめて、型を軸に組み上げています。

〓オールラウンドに対応したい
・岩投げエリア+ドローソース 岩石族4枚

〓枠を割かず、受けだけしたい
・驚天動地型 岩石族2枚

〓デッキ内の岩投げエリアを少なくしたい
 他のフィールド魔法と共用したい
・フェイバリットヒーロー型 岩石族3枚〜
・ゴーストリックリフォーム型 岩石族3枚〜

 他にもありますが、ざっくり挙げるとこんな感じ。

 岩投げ縛りの際はこれでとりあえず10枚埋まってくれるので、比較的短期間かつある程度のクオリティで組み上げられる(早いと10分程度)わけです。ね、簡単でしょ?

 本格的に組む場合は、基本型のオールラウンド型からさらに洗練して、オーダーメイドに仕上げることが多いです。細かい枚数調整があるので、こっちだと時間がかかっちゃうから、縛りでは用いない、と。

 長くなりましたが、おわりに。終わりにしときます。
 次回は……リクエスト欲しい! リクエストで岩投げデッキ構築とかしてみたい! ですが、とりあえず未定です。

 では、また来週くらいに。

ゴゴゴ! というテーマと、その仲間たち。


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 どうも。ビデオ買い足したいけど我慢中、トロワーです。

 今回は遊戯王ゼアル主人公テーマの一柱、『ゴゴゴ』についてです。

〓目次
・【 ゴゴゴ! 岩石パワーでエクシーズ 】
・【 ゴゴゴって結局どんなデッキ? 】
・【 おわりに 】



 【 ゴゴゴ! 岩石パワーでエクシーズ 】

 『ゴゴゴ』は第7期5弾、2011年頃発売のGENERATION FORCEから登場したオノマトペシリーズの一つで、「ゴゴゴゴースト」及びルール上扱いの「希望皇オノマトピア」を除く殆どのモンスターが岩石族モンスターで構成されていることと、メインの構成モンスターが全てレベル4に統一されていることが特徴のテーマです。

 遊☆戯☆王ZEXALの主人公を支え続けた縁の下の力持ち。そんな彼らを一人ずつ紹介していこうと思います。

・[ ゴゴゴゴーレム ]
★ レベル4
◆ 地属性
▼ 岩石族
■ 1800/1500

①:守備表示のこのカードは、1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。

 『ゴゴゴ』シリーズを代表する主力モンスターの一体。
 「ゴゴゴゴースト」を使用する際は必須となる他、「ゴゴゴジャイアント」等の効果で守備表示で蘇生した場合に発揮される①の戦闘破壊耐性など、中々侮れない存在。
 1800の攻撃力も、他の攻撃力持ち『ゴゴゴ』の殆どがデメリットを持つことを考えると優秀な点。
 「ゴゴゴゴースト」採用型の【ゴゴゴ】に採用も良し、「スパイダー・ウェブ」「悪夢の迷宮」のような表示形式変更系カードとの組み合わせも可能な準アタッカーとして採用も良しないぶし銀モンスター。

〓こんなデッキに!〓

・「ゴゴゴゴースト」を採用したデッキ
・表示形式変更ビート



・[ ゴゴゴジャイアント ]
★ レベル4
◆ 地属性
▼ 岩石族
■ 2000/0

①:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「ゴゴゴ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。その後、このカードは守備表示になる。
②:このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。

 【ゴゴゴ】デッキのエクシーズ生産機であり、主力モンスターの一体。
 基本的には①の蘇生効果を使用し、各種ランク4エクシーズの召喚に繋げるのが仕事。やれることをざっくり上げるだけで、

・「ゴゴゴゴースト」を蘇生し、連鎖して「ゴゴゴゴーレム」蘇生
・「ゴゴゴアリステラ&デクシア」を蘇生してエクシーズし、追加効果
・「ドドドドワーフ―GG」を蘇生し、①の効果で『ドドド』『ズババ』を特殊召喚する

 といったラインナップ。当然「ゴゴゴギガース」「ドドドドワーフ―GG」の蘇生効果も起動できるので、【ゴゴゴ】の強さの半分以上はこのカードと言っても過言ではないくらい。
 守備力が0なので「カメンレオン」対応、召喚時効果なので「エンペラーオーダー」とコンボ可能と、上げだすとキリが無いほど万能なモンスター。

〓こんなデッキに!〓

・【ゴゴゴ】
・岩石族を主体としたエクシーズデッキ



・[ ゴゴゴギガース ]
★ レベル4
◆ 地属性
▼ 岩石族
■ 0/2200

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか発動できず、発動するターン自分はバトルフェイズを行えない。
①:このカードが墓地に存在し、自分が「ゴゴゴ」と名のついたモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。

 『ゴゴゴ』シリーズの縁の下の力持ち。
 効果を使った場合、そのターンのバトルフェイズが行えなくなるので状況を選ぶものの、単純に+1され除外されない効果は強力。
 除去効果を持つエクシーズモンスターや、3体以上を素材条件とするモンスターの召喚に繋げると無駄がない。

〓こんなデッキに!〓

・【ゴゴゴ】



・[ ゴゴゴゴースト ]
★ レベル4
◆ 闇属性
▼ アンデット族
■ 1900/0

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか発動できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「ゴゴゴゴーレム」1体を対象に発動できる。選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。その後、このカードは守備表示になる。

 特殊召喚成功時に「ゴゴゴゴーレム」を蘇生するアンデット族モンスター。
 『ゴゴゴ』シリーズ唯一のアンデット族の為扱いが難しいものの、各種闇属性・アンデット族サポートを使用できたり、闇属性縛りエクシーズモンスターの召喚に使用できたりとメリットでもある。
 扱い辛いことに変わりはないので、自身の性格やスキルと相談して採用するかどうか決めたい。

〓こんなデッキに!〓

・【ゴゴゴアンデ】
・【ゴゴゴ】



・[ ゴゴゴゴラム ]
★ レベル4
◆ 地属性
▼ 岩石族
■ 2300/0

①:このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。このカードの表示形式を変更する。
②:フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。デッキから「ゴゴゴ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る。

 イマイチ不遇な印象のある『ゴゴゴ』モンスター。
 召喚・反転召喚・特殊召喚全てにおいてデメリットが発生する為、せっかくの攻撃力を自身だけでは生かせない。「聖なる輝き」で表側守備表示で出した場合は攻撃表示になってくれるが、だからどうしたといったところ。
 メインデッキの『ゴゴゴ』モンスターでは最高の攻撃力を持つモンスターなので、「ゴゴゴゴーレム―GF」の召喚条件に使用するのが主な使用方法。
 一応②の効果は「ゴゴゴゴースト」を墓地に送る手段になるので、これもデッキによっては活用できるかもしれない。

〓こんなデッキに!〓

・【ゴゴゴ】



・[ ゴゴゴアリステラ&デクシア ]
★ レベル4
◆ 地属性
▼ 岩石族
■ 0/2200

①:このカードとこのカード以外の「ゴゴゴ」モンスターがモンスターゾーンに存在する限り、相手は「ゴゴゴ」モンスターを攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。
②:このカードを含む「ゴゴゴ」モンスターのみを素材としたXモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、相手フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示にして守備力を0にする。

 自身以外の『ゴゴゴ』モンスターへの対象を封じる永続効果と、自身をエクシーズ素材としたモンスターに「ブラック・ローズ・ドラゴン」を思わせる表示形式変更+0化効果を持つ『ゴゴゴ』モンスター。
 ①の攻撃・効果対象を封じる効果は名称制限が無いため、「切り込み隊長」のような同名2体でのロックが可能。
 ②の守備表示変更版「ブラック・ローズ・ドラゴン」効果はダメージこそ与えられないもの、高攻撃力モンスターや「オネスト」のような攻撃力アップ系効果に対し強いので、かなり強力。
 基本的には「ゴゴゴジャイアント」や「ドドドドワーフ―GG」とのエクシーズ召喚から大型モンスターを狩りに行きたい。

〓こんなデッキに!〓

・【ゴゴゴ】



・[ ドドドドワーフ―GG ]
★ レベル4
◆ 地属性
▼ 岩石族
■ 0/1800

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。手札から「ズババ」または「ガガガ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「ドドドドワーフ-GG」以外の、 「ゴゴゴ」モンスターまたは「ドドド」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

 ざっくり書くと、

・手札から『ズババ』か『ガガガ』を出せる
・『ゴゴゴ』か『ドドド』がいるなら墓地から出せる

といった効果。
 ①の効果は墓地の肥えていない序盤でエクシーズ召喚に繋がる貴重な効果。「オノマト連携」から『ズババ』または『ドドド』と一緒にサーチすることで一気にランク4エクシーズを展開できる。
 ②の効果で棒立ちした「ゴゴゴゴラム」や「ゴゴゴアリステラ&デクシア」のサポートをすることもできる他、「王宮の鉄壁」で除外デメリットをカバーすることで「ドドドドロー」「闇の増産工場」といったドローソースの無限コストとしても活用できる。
 『ゴゴゴ』『ドドド』両方のカードとして使用できる便利なカード。

〓こんなデッキに!〓

・【ゴゴゴ】
・【ドドド】
・【オノマトペ



・[ ゴゴゴゴーレム―GF ]
★ レベル4
◆ 地属性
▼ 岩石族 特殊召喚
■ ?/1500

このカードは通常召喚できない。自分フィールド上の「ゴゴゴ」と名のついたモンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
①:このカードの攻撃力は、リリースしたそのモンスターの元々の攻撃力を倍にした数値になる。
②:このカードの戦闘によって発生する相手への戦闘ダメージは半分になる。
③:1ターンに1度、相手フィールド上で効果モンスターの効果が発動した時に発動する。このカードの攻撃力を1500ポイントダウンし、その効果を無効にする。

 『ゴゴゴ』シリーズ最強にして最高のエースモンスター。
 攻撃力の高い下級モンスターを複数有する『ゴゴゴ』というテーマ性と相まって、その特殊召喚の容易さとしては破格の攻撃力と無効効果を持つ。
 単純に4000以上の攻撃力がメインデッキだけで出せるので、EXメタやエクシーズメタを展開してきた相手に対する貴重な対抗手段となる。
 欠点は無効効果が強制効果であり、コストとしてせっかくの攻撃力を消費してしまうこと。与えられる戦闘ダメージも半分なので、このカードのみでデュエルが決まるパワーカードではないことは注意するべき。

〓こんなデッキに!〓

・【ゴゴゴ】
・「No.55ゴゴゴゴライアス」を採用したデッキ



・[ No.55ゴゴゴゴライアス ]
★ ランク4
◆ 地属性
▼ 岩石族
■ 2400/1200

レベル4モンスター×2
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分の墓地から岩石族・地属性・レベル4モンスター1体を選択して手札に加える。
②:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の全てのモンスターの守備力は800ポイントアップする。

 『ゴゴゴ』唯一のエクシーズモンスターにしてナンバーズの1体。墓地の岩石族を回収する効果と、自分フィールド全体の守備力を800アップする永続効果を持つ。
 回収効果は「ゴゴゴジャイアント」を再利用できる為、単純ながら強力。「岩投げエリア」で墓地に落とした岩石族モンスターの回収もできるので、実質的なサーチになる。(御影志士獲得後はあまり重要ではなくなった)
 「ゴゴゴゴーレム―GF」の媒介としては最高の攻撃力を持つので、そちらと合わせて採用する場合もある。
 ②の全体強化は自身の守備力の低さで軽視されがちだが、「干ばつの結界像」「ゲート・ブロッカー」といったロック効果モンスターの守備力を上昇させることができるので無駄ではない。
 とにかく「御影志士」と比べられがちなので、明確な差別点を持たせて採用したいところ。

〓こんなデッキに!〓

・【ゴゴゴ】
・「ゴゴゴゴーレム―GF」を採用したエクシーズデッキ



・[ ゴゴゴ護符 ]
◆ 永続魔法

①:自分フィールドに「ゴゴゴ」モンスターが2体以上存在する限り、自分が受ける効果ダメージは0になる。
②:1ターンに1度、自分フィールドの「ゴゴゴ」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。そのモンスターはその戦闘では破壊されない。

 ①②どちらも条件の割に限定された効果を持つ永続魔法。
 ②の効果は正直劣化「岩投げエリア」、ちょっと微妙になった「EMゴムゴムートン」なので、①をメインに。
 ①は自分への自分・相手からの効果ダメージ全般を0にする効果。
 「Emトリッククラウン」のような効果ダメージをデメリットとして持つモンスターとのコンボが可能であり、本来リスクのあるこれらの効果リスクを0にすることができる。有り難い護符だなぁ。
 ただその条件がよりにもよって『ゴゴゴ』モンスター2体。エクシーズしたいデッキなのに、エクシーズを否定される条件。
 こればっかりは擁護のしようがない要素なので、素直に「ゴゴゴゴーレム―GF」などを主体としたメインデッキビートに採用するべき。

〓こんなデッキに!〓

・「岩投げエリア」が採用できないデッキ



 【 ゴゴゴって結局どんなデッキ? 】

 閑話休題。なんだか書いててわかんなくなってきたので、【ゴゴゴ】とはどんなデッキなのか? という話をします。

 【ゴゴゴ】はゼアル期らしいザ・エクシーズテーマデッキの一種で、エクシーズ展開には主に墓地リソースを活用します。

 基本的には「ゴゴゴジャイアント」の蘇生効果を起点に各々の蘇生効果を連鎖させ、一気に4・5体のレベル4モンスターをフィールドに並べていき、そこからの大量エクシーズ召喚による物量で勝負を決めに行くデッキです。
 殆ど縛りなく、強力なランク4モンスター達を1ターンに複数体連続で展開できるので、「鳥銃士カステル」や「SNo.39希望皇ホープ・ザ・ライトニング」などのモンスターで一気に勝負を決めたいところ。
 「ゴゴゴゴースト」の種族を活かした【ゴゴゴアンデ】やホープモンスターを中心に据えた【ゴゴゴホープ】など派生タイプも存在するように、シンプルながらも強力でデッキ構築にも幅を持たせられる良テーマです。

 欠点というか、良くも悪くも「ゴゴゴジャイアント」に依存したテーマデッキなので、そこを突かれると脆弱です。
 最近では強力なエクシーズテーマも増え、やや向かい風気味な彼らですが、そのデッキ構築の幅や変な在籍モンスター達を余すことなく活かせば、今でも輝ける最高なテーマデッキです。

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 【 おわりに 】

 このブログも始めてから10記事目になるみたいで。
 時の流れは不思議だなぁと言いますか、9週間? ってあっという間なんだな、と改めて認識しました。
 自分の趣味出し過ぎるとウケないのは解ってるんですが、気楽に書く分には趣味出すのが一番楽なので、このままフルスロットルで行きます。

 次回はアンケートで決めるか、トラミッド辺りかの予定。予定は未定。

 では、また来週くらいに。

カメンレオンから始めるシンクロ生活。

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 どうも。何事も相手や他流派を知って、理解してこそ成長や進化があると思っている。トロワーです。

 今回もぷち記事。「カメンレオン」と守備力0の岩石族達についてです。

〓目次
・【 カメンレオンって? 】
・【 守備力0岩石一覧 】
・【 終わりに 】

 【 カメンレオンって? 】

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 通常召喚時に、墓地の守備力0のモンスターを釣り上げる。所謂「ジャンク・シンクロン」タイプのシンプルな性能を持つチューナーモンスターです。
 このカードの特徴は二つあって、

・爬虫類族であること
・釣り上げる対象にレベル制限が無いこと

といった感じ。

 爬虫類である点は「キングレムリン」からのサーチ対応や、「ブロック・ドラゴン」等の墓地コスト調達としての「スネーク・レイン」の弾など、意外に器用に立ち回ってくれる要素。

 後者のレベル制限が無いことはこのカード一番の強みで、岩石族だけでもレベル1・3〜6・EX化石の8・ランク3(最後に表でまとめます)と中々のラインナップ。
 チューナーモンスターなのでシンクロは勿論、エクシーズやリンクにも繋がるので、ぶっちゃけ出した後のデメリットは気にならないです。自身の召喚制限ルールはちょっと忘れがちなので注意が必要ですが。

 「キングレムリン」を岩投げで維持し、守備力0の岩石族を投げ、「カメンレオン」をサーチする。昔の岩投げデッキ鉄板のセットアップです。しかし、魔救……アダマシアを獲得して以降、この「カメンレオン」ギミックも出番を減らしつつあります。ちょっと寂しい気持ちも。
 ただ、アダマシアでは「怒気土器」を経由しなければ直ではできない☆5以上の調達や、エクシーズ・融合の蘇生など、このギミック独自の強みはまだあるので、その辺りは研究かなぁと思ってます。

 【 守備力0岩石一覧 】

〓 ☆1

・「ネメシス・キーストーン」

〓 ☆3

・「災いの像」

・「恵みの像」

・「スモール・ピース・ゴーレム」

〓 ☆4

・「マンモ・フォッシル」

・「ミッド・ピース・ゴーレム」

・「ゴゴゴジャイアント」

・「ゴゴゴゴラム」

・「どぐう」

EX
・「新生代化石竜 スカルガー」(融合)

〓 ☆5

・「ビッグ・ピース・ゴーレム」

〓 ☆6

・「パワー・ジャイアント」

〓 ☆8

EX
・「古生代化石竜 スカルギオス」(融合)

〓 ★3

・「NO.51 怪腕のフィニッシュ・ホールド」

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 【 終わりに 】

 こうして見ると、3分の1くらいキングの使用カードですね。流石元キング! で、なんでマルチピースは守備力0じゃないんですか。

 今回紹介したカメンレオンギミック。「キングレムリン」が出せるデッキならピン差しから搭載可能なお手軽ギミックなので、結構おすすめだったりします。
 枠1枚ずつ余ったな……って方はぜひぜひ。

 次回は「ピース・ゴーレム」シリーズについて! の予定です。
 では、また来週くらいに。

ロックストーン・ウォリアーという岩石族。

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 どうも。思ったより風征竜ライトニングの値段が高くて、未だに‐ラビリンス・ウォール‐のデッキを組んでいない岩投げ流プレイヤーです。
 今回はあの不動遊星が使用した岩石族、「ロックストーン・ウォリアー」に関しての記事です。

〓目次
 ・【本文】↓すぐ
 ・【終わりに】


 そもそも「ロックストーン・ウォリアー」とはなんぞや? って方もいると思うので、軽く紹介を。

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「ロックストーン・トークン」
レベル1 地属性 岩石族 攻守0
①:このカードはアドバンス召喚のためにはリリースできない。

 という、ちょっと変わったタイプのモンスターです。
 効果は大きく分けて二つあり、

①・戦闘ダメージをカットする効果
②・自爆でトークンを2体生成する効果

を持っています。
 今回はこのカード独自の強みを中心に、順を追って紹介していこうかなと思います。

 ①の戦闘ダメージをカットする効果は、アタッカーとして見てもブロッカーとして見ても単純に優秀な効果で、列車のような戦闘ダメージを一気に与えてくる打点の高いデッキに対しても、特にリスクを気にせずに展開できます。
 「岩投げエリア」起動用のアタッカーとしての採用はもちろん、「オネスト」警戒を兼ねた初撃役にもなれる効果です。

 ②のトークン生成効果ですが、これこそ「ロックストーン・ウォリアー」の真価と言えます。
 トークンを生成するだけなら、同じレベルの岩石族に「ブロックマン」等、数体存在しますが、「ロックストーン・ウォリアー」はそれらの中で唯一、

 

 レベル1のトークンを呼び出せる岩石族

 です。

 レベル1……そう。「リンクリボー」になれるレベルです。
 本来、トークン生成効果には何かしらの制約や、厳しい発動条件が付き物ですが、「ロックストーン・ウォリアー」はわざと破壊するだけ。戦闘ダメージもありません。

 「御影志士」や「ブロックドラゴン」からサーチでき、本来出しにくいデッキから1体でサイバース族縛りリンクをリンク召喚できる。堅実そうな見た目とは裏腹に、ユニークな仕事もこなす。これこそ彼の強みであり、魅力なんです。

 リンクリボー2体変換から出せる、サイバース族縛りのリンク2モンスター一覧。

「クロック・スパルトイ」
「クロック・リザード
「コード・トーカー・インヴァート」
「サイバース・ウィキッド
「サイバース・ウィッチ」
「スプラッシュ・メイジ」
「ハニーボット」
「フレイム・アドミニスター」
プロトコル・ガードナー」
リカバリー・ソーサラー
「リンク・バンパー」
「レストレーション・ポイントガード



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 【 終わりに 】

 昔はレプティレス・ヴァースキ出せるなぁ、くらいしか評価する点が無かった彼も、すっかり色々できる奴になってました。ときの流れはふしぎだね。
 次回はまだ内容未定ですが、今回みたいなあっさり紹介系になるかもです。

 では、また来週くらいに。

〓 岩投げ用語集 〓

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 普段から岩投げデッキを使う自分が使う、岩投げ用語をまとめた記事です。軽ーく流しながら、暇つぶし程度に読んでいただければ。

〓目次
・【 あ行 】
【相打ち計算】
【あいさつ】
【アタッカー(投げ役)】
【圧縮投げ】
【岩戸激流】
【岩投げアタック】
【岩投げデッキ】
【岩投げマスキー】
【受け投げ】
・【 か行 】
【カメン釣り上げ】
【空投げ】
【驚天動地型】
・【 さ行 】
【先読み投げ】
【時間差投げ】
【次元型岩投げ】
【攻め投げ】
【増産タックル】
┗【増産ディヴィジョン】
【添え投げ】
・【 た行 】
【多段投げ】
【とりあえず無謀してから考える】
・【 な行 】
・【 は行 】
【ブロッカー(投げ役)】
【ブロドラ計算】
・【 ま行 】
【メイン2Xの構え】
・【 や行 】
【予備投げ握り】
・【 ら行 】
【リビデ干ばつ】
・【 わ行 】

―――――――――――――――――――――――――――

 【 あ行 】

・【相打ち計算】

① 構築段階で、現環境の基準攻撃力ラインに合わせ、アタッカーを選定しておくこと

② 特定のカード効果で攻撃力を一致させ、相手モンスターを戦闘破壊しながら「岩投げエリア」の適用を狙うこと

〓 解説 〓
 自分モンスターの戦闘破壊をトリガーにする関係上、基本的に相手モンスターは盤面に残ってしまう。相打ちは相手モンスターを除去しながら、同時に「岩投げエリア」も適用できる、最も理想的な動き。
 相打ち計算はその理想的な動きを実現するための準備。

―――――――――――――――――――――――――――
・【あいさつ】

① 「岩投げエリア」をカード効果で手札に加えること

〓 解説 〓
 岩投げ流式のあいさつ。主に「テラ・フォーミング」で行われる。

―――――――――――――――――――――――――――
・【アタッカー(投げ役)】

① 「岩投げエリア」を適用するための攻撃モンスターのこと

〓解説〓
 「岩投げエリア」の効果を適用するために自爆攻撃をするポジションのモンスター。下級モンスターが担当することが多い。

―――――――――――――――――――――――――――
・【圧縮投げ】

① あまり投げ得ではない状況で、ドロー確率を上げるために敢えて「岩投げエリア」の効果を適用すること

② 事故状況でデッキ圧縮と時間稼ぎのためにする苦し紛れの岩投げのこと

〓 解説 〓
 岩投げ流としてはあまりしたくない投げ方。基本的に空投げの1種であり、特にコンボも生まず、時間稼ぎにしかならないことが多い。

―――――――――――――――――――――――――――
・【岩戸激流】

① 制圧モンスターが居る状況で「天岩戸」を召喚し、全体除去カードを使用すること

〓 解説 〓
 「天岩戸」が持つ強力なロック効果と、岩石族でサーチが容易なことに着目したコンボ。
 「天岩戸」自体がレベル4・攻撃力1900と腐りにくいステータスなため、コンボが成立しなくてもダメージが少ないのが魅力。

―――――――――――――――――――――――――――
・【岩投げアタック】

① 同名の通常罠カードを指す言葉

〓 解説 〓
 フリーチェーンで岩投げをこなす、元祖岩投げカード。
 カード消費を伴うので、基本的に「闇の増産工場」より劣る。フリーチェーンであることと、通常罠であることが強み。

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・【岩投げデッキ】

① 「岩投げエリア」を主軸とした混合デッキ

〓 解説 〓
 「岩投げエリア」を採用したデッキの総称。テーマ名やデッキ名の頭に「岩投げ」と付けて、通常デッキと差別化する。
 そもそも岩石族が中心のデッキの場合は「岩投げ」と付けない場合もある。

【関連語】
 【4枚バランス】
 1デュエル中に「岩投げエリア」を適用する平均回数から、岩石族採用枚数を3枚(+素引き前提1)にするノウハウ。

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・【岩投げマスキー】

① 「岩投げエリア」と「No.66覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル」を組み合わせた盤面のこと

〓 解説 〓
 「岩投げエリア」がマスターキービートルを守り、マスターキービートルが「岩投げエリア」を守る、シンプルに強固な布陣。
 「ブロック・ドラゴン」型が主流になった影響で、闇属性縛りのこのコンボは使われなくなっている。

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・【受け投げ】

① 岩投げデッキの型の一つ

② 相手モンスターからの攻撃をトリガーに、「岩投げエリア」の効果適用を狙うデッキのこと。

〓 解説 〓
 最も古い岩投げデッキの型。
 基本的には受動的であり、投げ役には主に裏側守備表示で出したブロッカーを用いる。
 「メタバース」の規制後、一気に廃れてしまうが、「ゴーストリック・リフォーム」システムの発見により少しずつ研究が進んでいる。

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 【 か行 】

・【カメン釣り上げ】

① 「カメンレオン」の効果で墓地のモンスターを特殊召喚し、シンクロ召喚かエクシーズ召喚に繋げること。

〓 解説 〓
 岩投げデッキでは、予め守備力0の岩石族を墓地に落としておき、後でサーチした「カメンレオン」を用いて行う。
 待望の岩石族チューナー「魔救」シリーズが登場したことと、「カメンレオン」と「ブロック・ドラゴン」の相性が悪いことが理由で、最近はやや廃れている。

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・【空投げ】

① 特に意味のない「岩投げエリア」の適用のこと

〓 解説 〓
 特に何のコンボでも、布石でもない岩投げ。デッキリソースを削るだけの行為なので、あまり好ましくないプレイ。

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・【驚天動地型】

① 岩投げデッキの型の一つ

② 「驚天動地」で「タックルセイダー」を再利用し続ける、持久型の岩投げデッキのこと

〓 解説 〓
 攻め投げの概念の登場により、下火になりつつあった受け投げの発展型。半永久的に弾が補充される点において、最高クラスの持久力を誇る。
 相手の墓地送りにも強制的に発動し、以降の岩投げを封じてしまう点があり、対面次第で安定しないという欠点を持っていた。
 「ネメシス・キーストーン」が主流になったことで、この型は廃れていった。

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 【 さ行 】

・【先読み投げ】

① 先の状況を想定し、布石を敷く岩投げのこと。

〓 解説 〓
 予め、ターンを跨いだ後の状況を想定した岩石族を墓地に送っておくことで、より有利にデュエルを進めるプレイング。
 主に「ゴゴゴゴーレム―GF」や守備力0の岩石族など、メインフェイズ2では役割を持ちにくいモンスターを投げる。

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・【時間差投げ】

① 「風化戦士」「巌帯の美技―ゼノギタム」等の墓地送り効果、またはそれらをサーチする効果を持つ岩石族を墓地に送り、バトルフェイズ以外に岩石族を墓地に送ること

② 「先史遺産コロッサル・ヘッド」「ゴルゴニック・ゴーレム」等の時間差で効果を発動できる岩石族を墓地に送るプレイのこと

〓 解説 〓
 現在は①の意味で用いられる場合が多い。
 戦闘破壊をトリガーにする関係上、どうしてもバトルフェイズに岩石族の効果を発動することになる岩投げデッキにおいて、重要なテクニック。
 「風化戦士」「巌帯の美技―ゼノギタム」を経由することで、メインフェイズ等に擬似的に岩投げをすることができる。
 「岩投げアタック」は元々からそれができる反面、カード消費を伴うので一長一短。

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・【次元型岩投げ】

① 岩投げデッキの型の一つ

② 「次元の裂け目」「マクロコスモス」を採用したメタ型の岩投げデッキのこと 

〓 解説 〓
 コストではなく効果で墓地に送る仕様を利用し、「マクロコスモス」を採用したメタ型の岩投げデッキ。
 「ネメシスキーストーン」を直接回収でき、「水晶機巧―リオン」等の強力な除外活用カードも採用できるため、デッキパワー自体は殆ど下がらない独自の強みを持つ。

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・【攻め投げ】

① 岩投げデッキの型の一つ

② 自分モンスターの攻撃をトリガーに、「岩投げエリア」の効果適用を狙うデッキのこと

〓 解説 〓
 受け投げの欠点であった受動的という点を自爆攻撃という手段で克服し、今日の主流となっている岩投げデッキの型の一つ。
 能動的に岩投げが可能な反面、独自のデッキバランスをとっているため構築難易度が高い。

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・【増産タックル】
 【増産ディヴィジョン】

① 「闇の増産工場」と墓地効果持ちを組み合わせたコンボのこと

〓 解説 〓
 「闇の増産工場」の用語。岩投げデッキと相性補完で搭載することが多い。
 ドローをしながら妨害や補助ができる、汎用性に優れたコンボ。

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・【添え投げ】

① 岩投げデッキの型の一つ

② ブラフやデコイ(囮)として「岩投げエリア」を採用したデッキのこと

〓 解説 〓
 由来は左手は添えるだけ…という、某有名バスケ漫画のセリフから。
 「岩投げエリア」に殆ど依存せず、デッキの軸からも外しているのが特徴で、あくまで妨害アピールをするためだけの発動であることが多い。
 デッキ内の岩石族が少なく、実際に岩投げ戦に入った際の持久力に乏しい。

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 【 た行 】

・【多段投げ】

① 「風化戦士」からサーチした「奇跡の穿孔」を発動し、さらに岩石族を墓地に送ること

〓 解説 〓
 岩投げ一回から墓地枚数を2倍稼げるため、墓地枚数を参照する召喚条件や、効果条件を素早く達成したい場合に有効なプレイ。

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・【とりあえず無謀してから考える】

① 考えがまとまらない際、とりあえずドローカードを使う様

〓 解説 〓
 今の手札で考えても仕方ないのだから、とりあえずドローカードを切りきってから考えるべきということ。

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 【 な行 】

 【 は行 】

・【ブロッカー(投げ役)】

① 「岩投げエリア」を適用するための壁モンスターのこと

〓解説〓
 「岩投げエリア」の効果を適用するためにわざと戦闘破壊をされるポジションの壁モンスター。下級モンスターが担当することが多い。

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・【ブロドラ計算】

① 「ブロックドラゴン」のサーチ効果に合わせ、岩石族のレベルを選択すること

〓 解説 〓
 116
 125
 134
 224
 233
 17
 26
 35
 44
 8

【関連語】
 【錬成】
 「先史遺産クリスタル・スカル」や「怒気土器」等をサーチ先に含めることで、本来のレベル以上にサーチを行うこと。

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 【 ま行 】

・【メイン2Xの構え】

① 「岩投げエリア」を適用し「リバイバルゴーレム」を投げ、メインフェイズ2にエクシーズ召喚を行うプレイのこと

〓 解説 〓
 同上。

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 【 や行 】

・【予備投げ握り】

① 予め予備の「岩投げエリア」を手札に加えておくこと

〓 解説 〓
 性質上ヘイトをかいやすい「岩投げエリア」の除去に備え、予め余分に「岩投げエリア」を手札に持っておくプレイ。
 読みを外した場合、単純に死に札になってしまう危険性もある。

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 【 ら行 】

・【リビデ干ばつ】

① 相手の特殊召喚効果にチェーンし、フリーチェーンの蘇生カードで「干ばつの結界像」を特殊召喚すること。

〓 解説 〓
 先読み投げから繋がるプレイの一つで、相手の特殊召喚を妨害すると同時に、ロック盤面を形成することができる。

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 【わ行】
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最終更新日 2020 10/11
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岩投げデッキにおける「役割理論」

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 どうも。最近、ポツポツと岩石族強化がもらえて嬉しい。岩投げトロワーです。

 今週は二本立て。二本目である今回は岩投げデッキにおいて最も重要な「デッキ内の役割理論」について、軽く解説しようと思います。

〓目次
・【 デッキ内の役割理論とは? 】
・【 役割のまとめと解説 】
・【 おわりに 】



 【 デッキ内の役割理論とは? 】

 はじめに。社会学的な方の役割理論や、某有名RPGゲームにおける役割論理などとはまた違う物ですので、お間違いなく。
 便宜上こう読んでいますが、単に「岩投げ理論」だとか「岩投げ役割理論」だとか読んでも問題ないです。

 「デッキ内の役割理論」は簡単に言うと、


「 岩投げ戦術を円滑に機能させる為の役割振り分けと、そのテンプレート 」


です。

 岩投げデッキはその名前の通り、「岩投げエリア」を主軸に据えたデッキタイプ。「岩投げエリア」が戦闘破壊をトリガーに効果適用する関係上、モンスター構成は他のデッキ以上に重要かつ特殊です。

 攻撃力が高いと、その分突破力が上がるしダメージも低くなりますが、戦闘破壊され辛くなってしまいます。攻撃力が低いと、その分突破力が下がる代わりに、戦闘破壊され易くなります。となると、「岩投げエリア」を発動して自爆特攻するなら、この間の攻撃力……大体1400〜1600が最適解となる訳ですね。

 ほんと、変なデッキ!!



 【 役割のまとめと解説 】

 ここからは、具体的にどういった役割で分けているのか? 順番に解説していきたいと思います。

〓 アタッカー(投げ役)

 アタッカー(投げ役)の名の表す通り、「岩投げエリア」の効果を適用する為に自爆特攻したり、必要があれば戦闘ダメージも稼ぐ、一番重要なポジションです。

 その役割の関係上、一番戦闘ダメージに直結するモンスターなので、計算を誤ると大ダメージをもらいかねません。戦闘ダメージを受けない効果を持つ「ブルブレーダー」や「アマゾネスの剣士」「モンクファイター」等はそういったリスクを軽減出来るので、特にダメージコンボを狙わない場合は、これらのモンスターを採用するのが安定だと思います。

 環境や好み、ダメージへの重視度で基準は多少変化しますが、自分は1400〜1800を目安として考えています。

 採用枚数は6枚〜9枚。サブ+3まで。


【代表的なモンスター】

・「ブルブレーダー」

・「霞の谷の剣士」

・「アマゾネスの賢者」
           等

〓 ブロッカー(受け投げ役)

 ブロッカー(受け投げ役)の表す通り、相手モンスターからの攻撃読み前提でセットしておき、「岩投げエリア」の効果適用を狙うポジションです。

 アタッカー(投げ役)が下級モンスターのラインで計算していたのに対し、ブロッカーは上級以上を戦闘破壊ラインとして計算しています。守備力は最低1800以上が理想ですね。(電池メン―ボタン型等、一部例外もいます)

 アタッカー(投げ役)に比べて、投げを通すのに読み合いの技術が必要な上に確実性が低いので、基本的に重要度は低めです。(タックルセイダーが兼ねることも多いです)

 採用枚数は2枚〜3枚。サブ+2まで。

【代表的なモンスター】

・「タックルセイダー」

・「伝説の柔術家」

・「ヴェルズ・オ・ウィスプ」
              等

〓 サーチャー・ドローソース

 「岩投げエリア」を引きに行ったり、デッキ圧縮で確率を操作するポジションです。

 「岩投げエリア」を引かなければ始まらない部分もあるので、それまでの戦線維持や始動、デッキ安定等を担っています。事故った場合は大体これらが不足していることが多いです。

 上記二種のポジションが兼ねることも多いですが、非常に重要なモンスター(またはカード)達です。

【代表的なモンスター】

・「H・C強襲のハルベルト」

・「強欲で謙虚な壺」

・「無謀な欲張り」
         等

〓 岩石(投げ枠)

 どちらかと言ったら投げ枠側で呼ぶことが多いです。「岩投げエリア」から墓地に落とすカードを指します。

 間違えちゃいけないのは、デッキに入っている岩石族全てではなく、予め構築時に役割分けをして、しっかり指定した数枚を指します。(次回岩投げ用語集、空投げにて解説予定)

 役割は岩石族の数だけ存在するので、ここでは語りきれません。なので、よく使うものをいくつかピックアップして紹介していこうと思います。

 【カウンター、攻撃妨害】

 デッキの防御力に直結するポジションです。相手モンスターの表示形式を変更したり、フィールド残存型の魔法罠を無力化する役割です。
 採用2枚以上推奨

「タックルセイダー」
「先史遺産コロッサル・ヘッド」
               等

 【メタ、ロック】

 デッキの妨害力や戦線維持力に直結するポジションです。投げた時点では機能しないので、相手の戦術を先読みして落としておくのが基本です。
 採用0〜1枚。

「干ばつの結界像」
「ゲート・ブロッカー」
           等

 【コンボ】

 デッキの爆発力に直結するポジションです。デッキの性質やプレイヤーの性格で採用する岩石族がかなり変動するので、岩投げデッキを組む際に一番難しい部分でもあります。テーマ内に岩石族がいるなら、素直にそれを採用するのが安定です。
 採用1枚

「ブロックドラゴン」
「ゴゴゴゴーレム―GF」
            等

 他にも展開の役割を持つ「リバイバルゴーレム」など、紹介した以外にも様々な役割があります。岩石って奥が深い。



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 【 おわりに 】

 今回は、ついったーで度々(自分のメモ用に)書いていた岩投げデッキの役割理論についてでした。

 根幹にあるのは基礎も基礎、アタッカーとブロッカーの概念であったり、的確にメタをぶつける役割理論であったりなので、実は理解さえすれば簡単だったりします。岩投げ沼に堕ちる人、増えろ……フエロ……

 次回は自分が便宜上使っている岩投げ用語をまとめた「岩投げ用語集」の予定です。では、また来週くらいに。